https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180810/k10011571931000.html

10日朝、岩手県紫波町で、69歳の男性が桃畑のわなにかかった子グマを見に行ったところ、親グマに襲われて大けがをしました。

10日午前5時半ごろ、岩手県紫波町山屋で、農業を営む平舘一見さん(69)が桃畑のわなにかかった子グマを見に行ったところ、
後ろから親グマに襲われました。

平舘さんは頭や顔などに大けがをして病院に運ばれましたが、命に別状はないということです。

警察などによりますと畑が荒らされる被害があったため、ハクビシン用のわなを仕掛けていたということで、
親グマと子グマは逃げて、地元の猟友会などが警戒にあたっています。

平舘さんの長女は「3、4日前に畑の桃が食べられた跡がありました。新たにクマ用のわなを仕掛けてもらったので
捕獲を待つしかありませんが、怖いので当分は近づかないようにしたい」と話していました。

岩手県によりますと、県内では、ことしになってから先月までにクマの目撃情報が1688件寄せられ、
9人がけがをしていて、注意を呼びかけています。