9月の自民党総裁選で党内全7派の対応が9日、固まった。

これにより首相は党所属議員(405人)の8割弱をまとめ、連続3選へ盤石の態勢が整った。
一方、石破茂元幹事長は9日の石破派(水月会、20人)の会合で、10日に正式に出馬を表明すると明らかにした。

 石原派の会合では、
対応を一任されていた会長の石原伸晃前経済再生担当相が首相を支持すると表明した
石原氏は記者団に「首相に引き続き政権全般を担っていただくことが一番日本国のためになる」と語った。

竹下派会長の竹下亘総務会長は9日、
長野市で開いた同派の会合で「できれば一本化したいという思いを強く持ってきたが、
『できない』と昨日幹部の皆さんで判断した。衆院は衆院、参院は参院の立場で対応する」と述べ、自主投票を正式に表明した。

首相は党内最大の細田派(清和政策研究会、94人)など5派に加え、
竹下派の衆院議員(34人)の大半の支持も受ける見通しだ。
無派閥議員73人のうち約30人も首相を支持し、すでに320人前後の国会議員票を固めたことになる。

石破氏に対しては、石破派のほか、竹下派の参院側(21人)の大半、
無派閥議員の一部を含め50人前後が支持する方向となっている。

https://www.sankei.com/politics/news/180809/plt1808090047-n1.html
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