大阪府箕面市立中学校の男性非常勤講師(23)がツイッターで、体育館のエアコンについて、「『1回で2500円の電気代がかかるから、使用しないでください』との教育委員会からのお達しが」「生徒の安全より2500円を取るのか」など虚偽の内容を仮名で投稿していたことが10日、わかった。投稿は少なくとも5万回リツイート(転載)されており、倉田哲郎市長自らツイッター上で否定する騒ぎとなっていた。

指示が変わったとするウソを掲載

 市教委によると、問題の投稿がされたのは7月18日。翌19日には、エアコン使用は認められたものの費用を支払うよう指示が変わったとする嘘を掲載し、外部団体の体育館使用料などが書かれた学校のパソコン画面の写真をアップした。

 市教委は同日から熱中症予防のために室温が28度以上になった場合、小中の体育館や教室のエアコンを稼働させるよう求めており、パソコン画面はその通知文面の一部だった。

 市教委は画面写真の投稿が内部情報流出にあたると判断。「ウチの子がアホすぎて」などと投稿したことも判明し8月10日、講師を戒告の懲戒処分にした。ただエアコンの投稿については講師が「外部団体が利用する場合、1時間2500円かかるため、誤解した」と釈明しており、市教委は「誤解に基づき、悪意はない」として処分内容に加えなかった。

「SNSの正しい活用を教える立場なのに…」

 市教委の指摘を受け、投稿はすでに削除されており、講師は、「なかなかエアコンをつけさせてもらえないと教員内で話題になっていた。SNSの正しい活用を教える立場なのに、誤った情報を流し、反省している」と話しているという。

https://www.sankei.com/smp/west/news/180810/wst1808100084-s1.html