大津市の南郷中で部活動中に顧問教諭が生徒に校庭80周の罰走を命じた問題で、同市教育委員会は9日、今月中に検証報告書を作成し、公表することを明らかにした。

 報告書は市教委が顧問教諭ら関係者に聞き取りした上で、市教委内に設ける有識者3人による検証会議での意見を反映し、事実関係や原因をまとめる。

 再発防止策として夏休み中に、市内全小中学校で不祥事撲滅に向けた研修を実施する。また別の体罰の有無を確認するため、全教職員への聞き取り調査も行う。同中での信頼回復のため関係する部活動やクラスでの保護者説明会を開く。

 同日開催の市総合教育会議で市教委が報告した。市教委は「生徒が安心・信頼して2学期を迎えるための取り組みを進める」としている。

2018年08月09日 23時00分配信
https://s.kyoto-np.jp/education/article/20180809000167