画像共有SNSのInstagramで、ユーザーアカウントがハッキング被害に遭う事例が報告されています。
ログインした状態で使用していると突然ログアウトされ、再びログインするとハンドル名、プロフィール画像、連絡先その他ユーザー情報がすべて書き換えられているとのこと。
2要素認証を設定していてもアカウントを乗っ取られたとの報告もあります。
また、Mashableが伝えるところによると、挿し替えられたアカウントに紐付けられるメールアドレスは".ru"ドメイン、つまりロシアのものになっているとのこと。
したがって自動的に送信されるメッセージは改変されたメールアドレスに送信されてしまいます。

Instagramユーザーからの報告はまず掲示板サイトRedditやTwitterにあがりはじめ、それが数百人規模にまで増加しました。
報告では、アカウントの情報は書き換えられるものの、それ以上の操作があるのかは不明。ユーザーに覚えのない画像の投稿などは確認されていません。

Instagramでは、ヘルプセンターにハッキング被害報告ページが用意されているものの、Mashableはそれは有効に機能していないと報じています。
ハッキングされたユーザーのひとりAbagail Nowak氏は「被害報告をしようとすれば、迷路のような手順を踏まされてもう笑うしかない状態になる。
リンクは途切れているし、メールはロボットが返答を返すだけで、何も解決策は出てこない」と語りました。

一部にはアカウントを修復できたユーザーもいるようですが、それは"非常にストレスのたまる作業"だったとコメントしています。
Instagramは、記事執筆時点ではまだアカウントのハッキング被害について公式な声明を発表していません。

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https://japanese.engadget.com/2018/08/14/instagram-2/