https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180830-00000008-san-l40

■おいしい食べ物/買い物便利/豊かな自然環境

福岡市は29日、市内在住者を対象に実施した平成30年度の市政に関する意識調査で、
「住みやすさ」の満足度が3年連続で過去最高を更新し、97・1%になったと発表した。
「福岡市に住み続けたい」との回答も92・8%に達した。高島宗一郎市長は同日の記者会見で
「住みやすいまちづくりを進めてきた先人と、市民の皆さんのおかげだ」と述べた。
 
住みやすさに対する回答では、「住みやすい」72・8%、「どちらかといえば住みやすい」24・3%で、
合計すると前年度を1・1ポイント上回る97・1%だった。

都市環境について満足度を尋ねた設問では、大半の項目で「満足」が「不満」を上回った。

特に「新鮮でおいしい食べ物の豊富さ」では、「満足」「どちらかといえば満足」の合計回答が90・7%に達した。
「買い物の便利さ」(満足度87・8%)や「自然環境の豊かさ」(同84・2%)と続いた。

「子育てのしやすさ」「就業機会の多さ」でも評価は高かった。市は旧大名小学校(中央区)の校舎を活用した
創業支援施設「福岡グロースネクスト」などを通じ、ビジネスチャンス開拓や雇用創出に力を入れる。
こうした施策の成果も表れたといえる。

一方で「市民のマナー」(満足度44・8%、不満度43・4%)や「犯罪の少なさ」(満足度34・1%、不満度49・9%)
では、福岡市の課題が浮き彫りとなった。

高島氏は「継続して、高い評価をいただいているのはうれしい。今後も人と環境が調和した都市づくりを目指し、
具体的な施策を進めたい」と語った。

調査は今年6月に市民4500人を対象に実施し、2300人から回答があった。


福岡市政に関する意識調査の結果を発表する高島宗一郎市長
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