「Mac App Store」で特に人気の有料アプリが、ユーザーからブラウザ履歴を盗み出して中国に送信していたという。TechCrunchが報じた。ただし、この件が報じられた時点で、Appleが対応して問題のアプリを取り下げていた。

 このアプリは「Adware Doctor」という名称で、ユーザーのMacから不正なファイルやマルウェアを除去するとうたっていた。しかし、セキュリティ研究者のPatrick Wardle氏は、同アプリがブラウザ履歴を含むユーザーデータも同意なく収集し、中国にあるサーバに送信していることを発見した。

 Appleは米CNETに対し、App Storeから同アプリを削除したことを認めた。Wardle氏によると、Adware Doctorは削除される前、(米国向けMac App Storeの)有料ユーティリティアプリのカテゴリで1位になったほか、有料アプリ全体でも4位に入っていたという。

 Appleは、アプリが同意を得ることなくこの種のデータを収集することを禁じている。

https://japan.cnet.com/storage/2018/09/10/ac298d6a07d8c6cf4a2d3a0af6e27ca1/macos-preview-mac-app-store-discover-screen-06042018.jpg
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2018年09月10日 10時38分 CNET News
https://japan.cnet.com/article/35125323/