賃金統計に関する安倍政権の嘘
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12404563781.html

 要するに、どういうことか。


 安倍政権は18年1月以降、「毎月勤労統計調査」の調査対象となる事業所軍を入れ替え、結果的に現金給与総額が対前年比で高く出るようになってしまいました。それはまあ、対前年比の「対象」が異なるわけなんで、正しい数値など出てきません。


 消費税増税で物価がいきなりプラスになったようなものです。


 調査対象から「給料が低い事業所」を外し、「給料が高い事業所」を入れれば、当たり前ですが対前年比の給与水準は上昇します。安倍政権は「比べてはならない事業所」同士を比較し、発表しているのです。


 少なくとも、入れ替え後の一年間は、対前年比を「旧事業所群」の比較で出さなければならないはずです。ところが、安倍政権は「新事業所群」の給与を「旧事業所群」と比較し、
「現金給与総額は対前年比で3.3%(18年6月)増えた!」
 と、やっているのです。


 信じたくないでしょうが、事実です。