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性的虐待事件の背景は孤児院、障害者施設、更生施設をカトリック教会が運営していたからだ

人口の一定数には必ずペドフィリアがいるが、他の団体にペドフィリアがいたとしても
それを行使する優越的権限がない

一定数の悪人や異常者が社会には必ず存在するわけで、その存在を否定した上で、世界中で孤児院
を性善説で運営したら問題がおきないわけがない

孤児院とは18-19世紀に戦災孤児やホームレス、極度の貧困・飢餓状態の子供を保護し収容するために作られたもので
施設ならば死傷率、病死率は下がることを前提とする
これには教会が悪いことをするわけがないという無謬で無邪気な仮説を前提とするため、悪事の可能性が事業計画の段階で排除される

アメリカのカトリックの孤児院の体制のレポートに目を通した限りでは、20世紀後半以降の社会福祉のスタンダードから
すると古く雑で、子育てのプロでない司祭をあてがうという、かなり乱暴な対応をしている

おそらく日本のカトリックで同様の問題が聞かれないのは、孤児院には(女が圧倒的多数派)保育士資格規制があるという点だろう
司祭の認定をとるためにどれだけ勉強するかは調査不足で知らないが、保育学科を卒業できるほどの時間も暇もあるとは思えない

アメリカでは現代的な組織への進歩を否定し18世紀の遺物を継続し、カトリック教会の無謬性を保持しようとしたわけだ