姫路市教委は18日、領収書を偽造するなどの手口で経費を不正プールしていたとして、市立小学校の男性教頭(53)から約79万円の返還を受けたことを明らかにした。

 市議会文教・子育て委員会で市教委が報告した。

 市教委によると、教頭は前任の市内小で勤務していた平成26年4月〜29年3月、校区内の人権教育推進事業の経費管理などを担当。講演会の参加旅費を支出したと偽って領収書を発行するなどの手口で経費を不正にプールしていた。

 市教委は偽造領収書を精査し、約79万円の損害額を確定。9月10日付で教頭に返還を求めたところ、即日納付されたという。

 昨年12月、後任が市教委に提出された領収書と引き継いだ金額に不自然な部分があることに気づき発覚。市教委は今年5月、業務上横領罪で教頭を飾磨署に刑事告訴した。教頭は1月から病気休暇中という。

2018.9.19 07:08
https://www.sankei.com/west/news/180919/wst1809190008-n1.html