翁長雄志氏の死去に伴う沖縄県知事選は23日、最後の日曜日を迎えた。安倍政権が支援する佐喜真淳氏(54)と、翁長氏の“後継”玉城デニー氏(58)の舌戦は日々に激化している。

佐喜真、玉城両氏の支援者が集まる演説会場以外の場所で、県民に知事選への思いを聞くと、複雑な声も聞かれた。60代男性は「辺野古にも基地がない方がいいのは当たり前だが、工事は進むし、県知事が反対しても米国と直接交渉できるわけではない。国との対立はストレスがたまるだけ。もう無理かもしれない」とあきらめ顔で話した。30代女性は「沖縄の問題は基地だけではない。子どもの将来や、暮らしを良くする政策を考えてほしい」とした上で、「でも、いざ投票となると、まだ決められていない。難しい」と話した。

日刊スポーツ 2018年9月24日8時43分
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