JR東日本は9日、福島県白河市の研修センター内にある「事故の歴史展示館」で、過去に災害や重大事故に遭った車両を報道陣に初めて公開した。

 施設は社員らの教育を目的に2002年11月に開館。14年4月から事故車両などの一部を保管し、今月5日に施設を拡充した。

 一般には公開していないが、館内には現在、04年の新潟県中越地震で脱線した上越新幹線、05年に38人が死傷する脱線事故を起こした羽越線、11年の東日本大震災で津波に巻き込まれた常磐線、14年に重機と衝突した京浜東北線の車両を保存。パネルや当時の写真などでも紹介している。

 同館の片方(かたがた)喜信館長は「施設を通して事故の教訓をきちんと後世に伝えていきたい」と話していた。

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