知的障害のある女性が、入所施設で「私はうそつきです」と書かれたカードを首からかけさせられたとして、運営会社の社長に慰謝料など330万円の損害賠償を求めて神戸地裁姫路支部に提訴した。10日、第1回口頭弁論があり、社長側は争う姿勢を示した。

 訴状などによると、女性は2015年7月、兵庫県姫路市の障害福祉サービス会社「実る」が市内で運営していたグループホームに入所。16年3月から1か月間、複数回にわたり、「私はうそつきです」と書かれたカードをかけさせられた。

 また、施設に「時間内に食べなければ食事なしでいい」などと書かれた貼り紙をされたほか、長時間立たされるなどし、人格や尊厳を侵害されたとしている。

 市の監査で17年11月に発覚。市によると、社長は当時、「いくら注意してもウソをつくからカードを作った。首にかけたのは本人の意思だ」と主張していた。

 同社は、市からグループホーム事業所指定の6か月停止処分を受け、今年5月までに全事業を取りやめた。現在は休眠状態という。

2018年10月10日 11時55分
YOMIURI ONLINE
https://www.yomiuri.co.jp/national/20181010-OYT1T50057.html

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