【ワシントン時事】
米女性歌手テイラー・スウィフトさんがインスタグラムを通じ、11月の中間選挙で民主党候補を支持すると表明し、投票に行くよう呼び掛けて以降、有権者登録が急増していることが分かった。選挙啓発活動に当たる非営利団体「ボート・オルグ」の広報担当者が、ニュースサイト「バズフィード」で明らかにした。

 広報担当者によると、スウィフトさんが7日夜(日本時間8日午前)にメッセージを掲載してから24時間で、約6万5000人が新たに有権者登録を済ませた。月間の新規登録者が8月は約5万7000人、9月は約19万人だったのと比較しても劇的な増加で、インスタグラムに1億1000万人以上のフォロワーを持つスウィフトさんの影響力を見せつけた。
 ロイター通信は同団体の集計として、新たな登録者の多くは20代以下の若者と伝えている。

 テネシー州で有権者登録しているスウィフトさんは、インスタグラムに「肌の色や性別、性的指向と関係なく、すべての米国人の尊厳のために闘わない人物に投票することはできない」と記し、共和党候補の政治姿勢を厳しく批判した。
 さらに、同州で有権者登録が9日に締め切られることに触れ「ボート・オルグに行けば(登録に必要な)情報が得られる」と呼び掛けた。これを受けて同団体のサイト閲覧数も急増したといい、広報担当者は「スウィフトさんのおかげだ。神に感謝している」と話している。(2018/10/10-06:36)

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