プーチン大統領の出身地サンクトペテルブルクを州都とするロシア北西部レニングラード州で起きた殺人事件が、住民を震撼させている。

南部ソチ出身の12歳の少女がボーイフレンドとともに同州の21歳男性を殺害、その後の調べで少女は遺体を食べたと証言しているためだ。同州のニュースサイト「47NEWS」などが9日までに伝えた。

取り調べに当たったロシア予審委員会によると、少女と22歳のボーイフレンド、アルカジー・ズベレフ容疑者は被害者のアレクサンドル・ポポビッチさんとサンクトペテルブルクのカフェで知り合い、

ポポビッチさんが同州ノビンカにある自宅の一室を2人に賃貸することに。

その後、10月2日から3日にかけ、2人とポポビッチさんの間で口論となり、ズベレフ容疑者が自宅でアレクサンドルさんをナイフで刺し殺害、遺体を切断したが、少女もこの犯行に加わった疑いが持たれている。

犯行後に自宅を訪れたポポビッチさんの兄弟が遺体を発見、警察に連絡し犯行が発覚、2人は直後に拘束された。

少女はズベレフ容疑者が頭部を切断した後に、「前から一度、人間の腸を見てみたかった」ことから自ら腹部を切り開いたと証言。2人で遺体の一部をそれぞれ食べたと話している。

少女は9月23日に家出をしたが、中南部のアルタイ地方出身のズベレフ容疑者とどのように知り合い、レニングラード州にたどり着いたかは分かっていない。

少女は1年前にも、ソチで暴行した男を石で殴り殺したとも証言。取り調べに対し少女は今回の犯行を認めているものの、ロシアでは14歳からしか刑事責任を問えないため保護施設に収容され、精神鑑定を受ける予定だという。

(現場画像)
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(全文・動画)
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