巨大な軍隊組織が動き始めたら
不合理だと思っても止められなくなる。
満州事変、華北分離工作とエスカレートして
日中戦争まで始めてしまった。
そこで日露戦争を上回る20万人も死んだら
面子を捨てて中国から撤兵など巨大組織にできるわけがない。
国民も右翼も「死んだ英霊を犬死にさせるのか」と
政府や軍部の責任を猛烈に追及して
右翼は政治家や軍部実力者のテロに走るに決まってる。
それで対米英蘭戦争にも突入してしまった。
敗戦必至の戦況になっても責任追及を恐れて決断できず
ずるずると継戦して被害だけが急増してしまった。
戦争を始めるのは簡単でも、やめるのは容易ではない。