コメダホールディングスが10日発表した2018年3〜8月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比6%増の24億円だった。沖縄県に初めて進出するなど積極的な店舗展開で集客力を高めた。売上高にあたる売上収益は14%増の148億円。売上収益、純利益ともに同期間では過去最高だった。

営業利益は6%増の36億円。5月から中京圏のフランチャイズ(FC)店には本部から一括で食材や資材を調達し、配送する体制にしたことも寄与した。

コメダ珈琲店は全国で25店舗を出した一方、中京圏で3店舗を閉店した。新業態の「やわらかシロコッペ」などを含めたグループの総店舗数8月末時点で831店舗と、一年前に比べ26店舗純増した。大半をFCが占める。

19年2月期通期の連結業績見通しは据え置いた。純利益は4%増の51億円、売上収益は17%増の303億円を見込んでいる。コメダ珈琲店は全国47都道府県のうち青森県だけ出店していない。10日に記者会見した臼井興胤社長は同県への出店は検討しているとしたうえで「今期中は厳しい。来春以降になる」と見通しを示した。

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