京都市北区の金閣寺(鹿苑寺)は11日、金閣の前にある鏡湖池の南側で、別の池跡(東西約76メートル、南北約45メートル)が見つかったと発表した。江戸時代の絵図「北山鹿苑寺絵図」だけに描かれた「幻の池」で実態がよく分かっていなかった。

 室町幕府3代将軍足利義満が山荘「北山殿」を整備した14世紀末に造成されたとみられ、金閣寺の変遷を知る手掛かりとして注目を集めそうだ。

 造成土から出土した遺物も14世紀末のものだった。だが水を張った痕跡はなく、庭園のような空間として活用されたらしい。

2018/10/11 17:24
共同通信
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