>>629 >>650

こう書くと、FRBが全面的に悪いと受け取るかもしれないが、
一概にFRBが悪いとも言い切れない。

なぜなら、FRBが量的金融緩和を止めて出口に向かうために、金利を上げようとすることは、
アメリカの中央銀行としての機能の健全性を保つためには、
金利をある程度高くして置かないといけないので。

量的金融緩和(日本で言うと、異次元の金融緩和)をすると、金利が低くなっているが、
そのままだと、また不景気になって来た時に、金利が低いままだと、
金利を下げることによって景気を一時的に刺激させることが難しくなるので。

アメリカの金融システムの中枢である中央銀行のFRBは、
金利が低いままだと、その中央銀行としての機能を果たせない状態になっている。

極端に言うと、FRBは死んでいる状態。

だから、リーマンショック後、断続的に続けてきた量的金融緩和を止めて出口に向かうために、金利などを上げて来ていた訳だ。

なので、FRBが一概に悪いとは言えない。

トランプ大統領による中国などへの圧力や政策も、金利高の要因の一つだから。