名古屋城地下1階の様子=グーグルストリートビューから
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 木造復元に向けた石垣の調査などに伴って5月に閉館した名古屋城天守閣の内部が、米インターネット検索大手グーグルの「ストリートビュー」で閲覧できるようになった。

 空襲で焼失した天守閣は1959年、「二度と燃えないように」と鉄筋コンクリートで再建された。そんな歴史や建築技術を伝えるため、名古屋市は木造復元後もストリートビューを見られるようにする考え。

 市は木造天守閣にエレベーターを設置しない方針で、障害者団体が反発している。誰もがアクセスできるストリートビューで、鉄筋コンクリートの天守閣は今後も「バリアフリー」で見られる。【三上剛輝】

毎日新聞 2018年10月18日 18時06分(最終更新 10月18日 22時58分)
https://mainichi.jp/articles/20181019/k00/00m/040/021000c