https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181031/k10011692871000.html

大手食品メーカーの「日本ハム」は31日、取締役会を開き、北海道北広島市におよそ600億円をかけて
プロ野球の日本ハムの本拠地となる新球場「北海道ボールパーク」を建設することを正式に決めました。

日本ハムはことし3月に北広島市のきたひろしま総合運動公園を新球場の建設予定地に決め、
事業化できるかどうか正式に判断したうえで、再来年、2020年の着工を目指す考えを示していました。

日本ハムでは、7か月にわたる検討の結果、きたひろしま総合運動公園で新球場を事業化できると判断し、
31日、取締役会を開いておよそ600億円をかけてプロ野球の日本ハムの本拠地となる新球場
「北海道ボールパーク」を建設することを正式に決めました。

新球場には天然芝と開閉式の屋根が採用され、来年9月に新会社を設立し、再来年の2020年5月に着工、
5年後の2023年3月に開業の予定だということです。

日本ハムでは「プロ野球の興業としての収益獲得機会の拡大に加え新たなビジネス創出も期待できる」としていて、
来月5日に札幌市内で会見を開き、新球場の計画などについて説明することにしています。

新球場の建設予定地は、駅からおよそ1.5キロと交通アクセスの改善が課題で、これまでに北広島市が
新しい駅の設置をJRに要望しています。

日本ハムがきたひろしま総合運動公園に新球場を建設することを正式に決めたことで、今後は新駅の設置や
既存の駅からのアクセスの改善をめぐる議論がこれまで以上に注目されることになりそうです。