12月に行われるドイツ与党・キリスト教民主同盟(CDU)の党首選出馬を決めた保守派のシュパーン保健相(38)は、1日付の独紙フランクフルター・アルゲマイネへの寄稿で、難民問題は「多くの市民にとって、終わっても、解決されてもいない」と指摘し、メルケル首相が主導した寛容な難民政策を批判した。
出馬決定後のシュパーン氏の意見表明は初。

シュパーン氏は、メルケル氏が2015年に難民受け入れを決定した後、難民の殺到で国家が混乱した事態を「繰り返してはならない」と強調。
難民問題を解決し、与党内対立を解消して初めて「われわれは力強さ、団結を取り戻せる」として、難民を制限する法整備の必要性を訴えた。

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