三面等価の原則
国内総生産(GDP) = 国内総消費 = 国内総所得

ここで国内総所得のほとんどは賃金が占めているので
GDP = 国内総所得 ≒ 労働人口 × 平均賃金
となる

ところで、今の日本では完全雇用が達成され、老人・女性・学生の労働力もほぼ使い切っているので
労働人口はこれ以上増えない (むしろ団塊の世代の引退による減少分が大きい)

また、日本の企業は賃上げに非常に消極的であり、経済政策や政権政党と関係なく実質賃金は下落し続けている(下図)。
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(厚生労働省 毎月勤労統計調査)
そのため、平均賃金も上がることはない

労働人口、平均賃金のいずれも下がり続けるのだから、日本のGDPは決して成長しない
移民により労働人口をかさ上げするか、粘り強い労使交渉により賃上げを勝ち取らない限り、日本のGDPは減少し続けるであろう