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月の表面にアルファベットの「LOVE」の4文字が映っているように見える地形を、愛媛県の天体愛好家、竹尾昌さんが確認し、撮影に成功した。

 写真は3日付の米航空宇宙局(NASA)の「今日の天文写真」に選ばれた。

 「LOVE」が確認されたのは、今年3月24日に撮影した上弦の月の写真。NASAが公開した写真では、明暗の境界線付近のほぼ中央に「V」が、下部に「L」と裏返しの「E」があるのが見える。「O」は境界線付近のクレーターのうちの一つだ。光と影の条件がうまく合って、それぞれの地形で文字が浮かんで見える。

 それを知った日本の国立天文台の研究者が、NASAに情報提供したところ、選ばれた。竹尾さんは以前から天体観察イベントを主催するなどし、月表面のアルファベット探しを続けていた。NASAのサイトに写真が掲載されたことについて、「考えてもみなかったことで、非常に名誉です」と喜んでいる。

 写真はNASAのホームページ(https://apod.nasa.gov/apod/ap181103.html)から見ることが出来る。次に条件が整い、「LOVE」を見つけることができるのは11月15日だという。(小坪遊)