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中庸(自己本位主義)

「中庸の徳たるや、それ至れるかな」

中庸の天秤も一点のみが均衡するのであり、その点こそが至高である。
儒教という自己本位主義の思想では、中心に近いものが尊敬を得る

国家であれば、中華、中国が最高点となる、組織であれば、上司が中心となる
最高点のために、周囲が全てを失おうと必死で尽くし奉公することが、中庸の道ということになる

儒教は自尊心を過剰なまでに肥大させ中心にいるものが徳があり、それ以外を
見下し低劣で卑しいものと見なす(外夷思想)

ひがしもり@currysoutyou
中国近代史学者の岡本隆司先生は儒教について、「まずは自分を中心に、外界すべてを上下の関係で整序する
というのが、そのコンセプトの基軸をなす。」と書いていたなあ…。ゆえに「儒教の観念と行動に、対等平等
は存在しにくい。」と。昔の思想なんだから、現代と違うのは当たり前だと思う。