東海地方の中小企業などが最新の技術やサービスを紹介する展示会「メッセナゴヤ」が名古屋市で始まり、出展した企業が、AI=人工知能によるビジネスマッチングのサービスを活用して、商談を行いました。

この展示会は、名古屋商工会議所などが毎年開いているもので、東海地方を中心に過去最多となる1437の企業や団体が出展しました。

展示会では、商談の成功率を高めるため、名古屋大学発のベンチャー企業が開発したAI=人工知能によるビジネスマッチングのサービスが導入されました。

AIが出展企業などの技術や製品の情報を分析し、商談先の候補を選ぶ仕組みで、企業の営業担当者がさっそくAIが選んだ商談先を訪れる様子も見られました。

システムを開発したベンチャー企業「キスモ」の鈴木雄也取締役は「今回、どこまで具体的な商談に結びついたかも、AIに学習させて精度を高めていきたい」と話していました。

また、名古屋商工会議所の三矢誠副会頭は「東海経済は自動車を中心に大きな転換点にあるので、AIも活用しながら、さまざまな業種と新しい出会いを生み出して欲しい」と話していました。

この展示会は、11月10日まで名古屋市・港区の「ポートメッセなごや」で開かれ、期間中、約6万5000人が訪れる見通しです。

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20181107/0001753.html