京都市立芸術大(西京区)の移転を要望した下京区の自治会について市議会で「御用自治会」と述べた村山祥栄市議(京都党)に対し、崇仁など5自治連合会は7日、発言の撤回を求めて抗議文を出した。村山市議は発言を撤回した。

 抗議文によると、市立芸大移転は下京区内の全23自治連が要望したとし、村山市議の発言は「議論の経過や目的、住民の願いを無視した暴論」としている。崇仁自治連の菱田不二三会長らが中京区の市議会を訪れ、党職員に手渡した。

 村山市議は京都新聞の取材に「自治連が要望したからといって住民合意が得られたとは言えず、市の政策決定過程を問題視する趣旨での発言だった」と説明。その上で「『御用自治会』という言葉が独り歩きすると、真摯に自治会活動に取り組む皆さまに誤解を与えかねない」として発言を撤回した。

京都新聞 2018年11月08日 08時58分
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