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韓日「軍事同盟には断固反対」 韓国議員、「冷戦」脅威と核問題を語る

2018年11月08日 21:50
(アップデート 2018年11月08日 22:14)

アンドレイ オリフェルト

韓国と北朝鮮の関係改善や核問題における一定の進展に関わらず、地域情勢は未だ緊張しており、多くの問題が未解決のままだ。韓国の宋永吉(ソン・ヨンギル)議員はスプートニクのインタビューに対し、朝鮮半島の核問題解決の道に立ちはだかる障害や、米中間選挙の結果が東アジアの平和に影響を及ぼしうるか、「冷戦」再開をいかに回避するかを語った。
スプートニク日本

スプートニク:米中間選挙をどう評価しますか?

ソン・ヨンギル:上院は共和党が、下院は民主党が過半数を占める。私の見方では、トランプ氏の弾劾に行き着く可能性がある。

保守派は、寧辺にある原子炉を廃棄しても他のウラン濃縮施設が保たれるため、全く意味がないとしている。彼らの見解では、ウランが兵器級に分類されるには、ウラン235がおよそ90%の比率でないといけない。だが寧辺では濃縮度が低く、20%以下だ。だが実際には、核兵器製造には(寧辺の原子炉の稼働により得られる)抽出されたプルトニウム(を使う方)がかなり簡単だ。そのため寧辺にあるプルトニウム施設の解体は非常に大きな意義を持つ。
他方では、米国との対話に反発する強硬派の抵抗により、金正恩氏の立ち位置はかなり複雑化している。彼らは『敗戦国のように私たちに接することを許さない』ことを呼びかけている。

米国は、北朝鮮が経済と核兵器の開発を同時に進める並進路線を放棄する用意があるとする声明を出したきっかけを活用するべきだ。北朝鮮を安心させ、彼らを対話に持っていく必要がある。

スプートニク:日本政府は今年中に石垣島への駐屯地建設作業に着手する計画です。この決定は地域情勢にどれほど影響しますか?

ソン・ヨンギル:ここには安全保障のジレンマがある。私が自身の安全保障のために軍備を拡大すると、他方の安全が損なわれる。それに対応し、他方も軍備を拡大し始める。その後、私はミサイルを、相手はミサイル防衛(MD)システムを製造し始める。これは私にMDシステムを突破できる超高速機器の製造を強いる…総じて、このように軍事技術の拡張も起きる。

まさにこれが理由で、私たちの党(与党・共に民主党)は日本との軍事同盟に断固反対する。何よりも私たちを懸念させるものは、北朝鮮・中国・ロシアと韓国・米国・日本(のブロックに分かれる)新『冷戦』の可能性だ。
(リンク先に続きあり)