伊奈町でブルーベリーを栽培している農業道下知美さんが、漢方で目に良いとされるクコの実と菊花を加えた健康志向のブルーベリージャム「漢ジャム」を、同町の日本薬科大学の監修で商品開発した。

 道下さんは8年前から本格的にブルーベリー栽培を開始。さいたま農林振興センターから商品開発を勧められ、取り組んだ。

 ブルーベリージャムはすでに市場にあり、商品開発に当たっては付加価値を付けることが課題に。

 ブルーベリーは目に良いとされていたことと薬学部を卒業して漢方に関心があったことから、漢方で目に良いとされるクコの実と菊花を加えることを思い付いた。道下さんによると、ジャムと混ぜてあるので苦さを感じたことはないという。

 「目に良い植物をジャムと一緒に取るという健康志向を意識して開発しました」と道下さんは話す。

 1瓶120グラムで千円(税抜き)。伊奈町観光協会(電話04・1055)や、いな物産館(電話0489)などで販売している。

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