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カナダで尊敬される『反日グランド・マスター』

17年10月26日、カナダの中心部オンタリオ州議会で、12月13日を「南京大虐殺記念日」とする動議が
提出され、出席議員全会一致で可決された。 これに尽力した一人が、慰安婦問題仕掛け人として活躍し、
カナダ全土から尊敬を集める、「反日グランド・マスター」ことジョセフ・ウォン氏、69歳である。

ウォン氏は、力説する。
「ユダヤ人コミュニティから発想を得ました。 彼らはホロコーストの被害をドイツだけでなく世界中に伝えています。
しかし、同じくらい多数の人たちが犠牲になったアジアの悲劇は、残念ながらあまり知られていません。
アジア人の命が欧米人よりも軽いはずはない。 この問題を世界に啓蒙することこそ、人類の正義です」

またジョセフ氏は、1997年に出版されたアイリス・チャン著『ザ・レイプ・オブ・南京』の事実上の仕掛け人でもある。
「刊行当初マイナーな書籍でしたが、出版社に交渉し2000冊を買い付け、売り切りました」
その後、世界各地で多くの反響や共感を呼び、『ザ・レイプ・オブ・南京』は大ベストセラーへの道を歩みだす