ニコンが8日発表した2018年4〜9月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比64%増の228億円だった。液晶パネルの製造に使う露光装置が好調だった。4〜9月期の配当を30円と、従来計画より3円増やす。

売上高は2%増の3357億円、営業利益は33%増の306億円だった。単価の高いフラットパネルディスプレー(FPD)用の露光装置が伸び、精機事業の部門利益は298億円と48%増えた。一方、中高価格帯のミラーレスカメラの新製品を発売したため、一眼レフカメラは伸び悩んだ。

19年3月期通期の業績見通しは、従来予想を据え置いた。ただ、年間配当は60円と、従来計画より6円増やす。売上高は前期比3%増の7400億円、純利益は52%増の530億円を見込む。

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