【えりも】日高管内えりも町に、最大出力20万キロワットの大規模風力発電所の建設計画があることが分かった。道内で稼働中の風力発電能力(約39万キロワット)の半分に相当する。風力発電は天候に左右されやすく、総蓄電容量50万キロワット時の蓄電池設備を建設し、胆振東部地震で課題となった非常時の電力の安定供給も図れるようにする。2023年頃の稼働を目指す。

 計画したのは、高知県や広島県など全国で太陽光発電事業を手がけてきたアールイー・パートナーズ(大阪市、資本金1千万円)。韓国の電力大手「韓国電力公社」も参入予定で、今月中にも特定目的会社(SPC)を設立する。総事業費1200億円。国や道の補助制度の活用も見込む。

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