九州厚生局麻薬取締部は、北九州市若松区桜町の「片岡不動尊」住職、永住政己容疑者(57)を覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕し、9日に発表した。永住容疑者は薬物の乱用防止を教える講師の認定を受けていたという。

 同部小倉分室によると、永住容疑者は10月21日夜、自宅で、注射器で微量の覚醒剤を使った疑いがある。「中学3年の時に初めて使った。2年ほど前から頻繁になった」などと容疑を認めているという。

 永住容疑者は、公益財団法人「麻薬・覚せい剤乱用防止センター」(東京)から、子どもらに薬物乱用防止を教える講師の認定を受けていた。講師としての活動実績はなかったという。

一方、住職をしながら地元の老舗そば屋を切り盛りし、たびたびメディアにも取り上げられていた。

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 福岡地検小倉支部は9日、永住容疑者を同法違反罪で起訴した。(枝松佑樹)

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