https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181109/k10011704581000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_059

携帯基地局にカメラ 河川や火山のリアルタイム映像提供へ
2018年11月9日 14時00分IT・ネット

ソフトバンクとソニーは、全国にある携帯電話の基地局にカメラを設置して河川や火山などの映像をリアルタイムで提供する新たな事業に乗り出すことになりました。

発表によりますと、ソフトバンクとソニーは、携帯電話の基地局になっている鉄塔などにカメラを設置し、リアルタイムで映像を提供するサービスを来年春から共同で始めます。

両社は、官公庁や報道機関、それに運送事業者などが海岸や河川、火山などの状況を監視したり、道路の混雑状況を確認したりするのに活用することを想定しています。

こうしたカメラの運用は、官公庁などにとっては設置場所や通信回線を自前で確保しなければならず、その手間やコストが課題になっているということです。

このため比較的低いコストでカメラを設置できる携帯電話の基地局の活用を考えたということで、利用料金はカメラ1台当たり月額5万円から15万円程度としています。

両社は来年度中に、全国で1000台のカメラを運用する計画です。

ソフトバンクの今井康之副社長は「携帯電話の基地局は全国に20万以上あり、サービスを通じて災害が起きたときの迅速な対応に役立ててほしい」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181109/K10011704581_1811091350_1811091400_01_03.jpg