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1961年、1971年条約のスケジューリング例

・1961年の麻薬に関する単一条約

【スケジュールT】

危害の可能性 :習慣性のある物質で、重大な濫用の危険性がある物質

制御の程度 :非常に厳格である。物質は、この条約に基づく薬物に適用される
すべての管理措置を受ける(第2.1条)

リストされた薬の例 :大麻およびその誘導体、コカイン、ヘロイン、メタドン、モルヒネ、アヘン

【スケジュールU】

危害の可能性 :医療目的で通常使用され、虐待のリスクが最も低い物質

制御の程度 :あまり厳しくない

リストされた薬の例 :コデイン、ジヒドロコデイン、プロピラム

【スケジュールV】

危害の可能性 :スケジュールUに記載されている物質の調剤、ならびにコカインの調剤

制御の程度 :寛大・緩い、WHOによると、これらの調剤は濫用の危険性を示さない。

リストされた薬の例 :コデイン、ジヒドロコデイン、プロピラムの調剤

【スケジュールW】

危害の可能性 :非常に有害であり、医療上または治療上の価値が極端に低い、
スケジュールTに既に列挙されている最も危険な物質

制御の程度 :非常に厳格で、医学的または科学的研究に必要な量を除いて、
「製造、製造、輸出および輸入、貿易、所有または使用」を完全に禁止する。

リストされた薬の例 :大麻および大麻樹脂、ヘロイン、カルフェンタニル

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WHOは既に大麻がスケジュールWに該当しない事を国連事務総長に勧告している。

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・1971年の向精神薬に関する条約

【スケジュールT】

危害の可能性 :治療上の価値がほとんどない、または全くない、公衆衛生に
特に深刻な脅威をもたらす、濫用のリスクが高い物質。

非常に厳格:科学的または限定的な医療目的を除いて使用は禁止。

リストされた薬の例 :LSD、MDMA、メスカリン、サイロシン、テトラヒドロカンナビノール(THC)

(以下省略、詳細はリンクサイトにて)