11/11(日) 8:44配信
福井新聞ONLINE

 降雪期を控え福井県福井市は11月9日、本年度の除雪体制を確認する道路除雪会議を同市役所で開き、37年ぶりの大雪に見舞われた2月の経験を踏まえて見直した除雪計画を公表した。ホームページ(HP)や会員制交流サイト(SNS)を使って除雪状況を市民に発信。国道8号の迂回路や中核給油所に通じる市道を最重点除雪道路に追加指定した。

 HPをはじめフェイスブック、短文投稿サイト「ツイッター」で除雪しているエリアや雪捨て場などの情報を発信する。市内企業の協力を得て衛星利用測位システム(GPS)を試験導入し、最重点除雪路線の除雪車13台の位置情報を把握するほか、HP掲載も検討している。

 国道8号渋滞時の迂回路として、エルパと福井県済生会病院周辺をつなぐ東部広域農道約6・8キロ、西開発3丁目の中核給油所に通じる福井署前の西開発交差点から長本交差点までの環状東線約1・1キロを、最重点除雪路線として追加指定。積雪5センチ以上を目安に除雪する。

 除雪作業を効率化するため、除雪車をエリアごとに46グループに区分。1グループ当たり9、10台で、各除雪車が担当する持ち場で除雪作業に遅れが生じた場合、同じグループ内の除雪車が応援に駆け付ける体制をつくった。このほか昨年度より22業者多い311業者と除雪協力の覚書を締結した。

 市は12月1日から建設部に除雪対策本部を設置する。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181111-00010000-fukui-l18