原発検査官が切りつけで停職6月
11月16日 16時01分
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20181116/0021413.html

原子力規制委員会は、原発の検査を担当していた53歳の職員が、ことし9月、東京・足立区の路上で、男性をカッターナイフで切りつけ、全治2週間のけがを負わせたとして、停職6か月の懲戒処分としました。

懲戒処分を受けたのは、原子力規制庁の課長補佐級の職員で、主任原子力専門検査官の高須剛志被告(53)です。
原子力規制庁によりますと、高須検査官はことし9月15日の未明、東京・足立区の路上で、飲食店の店員とみられる男性の首付近をカッターナイフで切りつけ、全治2週間のけがを負わせました。
高須検査官は駆けつけた警察官にその場で逮捕され、先月、傷害の罪で起訴されたということです。
聞き取りに対し、高須検査官は「酒に酔っていて、切りつけた理由などは覚えていない」と話しているということですが、今月13日に開かれた初公判で起訴された内容を認めたことから、原子力規制委員会は停職6か月の懲戒処分としました。
原子力規制庁の大熊一寛総務課長は、「職員が不祥事を起こしたことは誠に遺憾で、再発防止のため、服務規律の徹底を図っていきたい」と話しています。