慰安所(軍用売春施設)wiki

軍慰安所・軍隊慰安所ともいい、一般には軍隊や政府組織が
軍人や軍属のために設置あるいは指定した売春宿のことを指す。

近現代史において、日本・ドイツ・フランスなどの軍隊は公娼制を前提として
軍公認の売春宿を設置あるいは指定した。日本軍政が制度化した軍公認の軍利用
・軍専用売春宿の呼称が「特殊慰安所(慰安所)」であるフランスの軍用売春宿計画は「
キャンディボックス(la boîte à bonbons)」などと婉曲表現された。
韓国で設置された国連軍・米軍のための軍用売春宿は
「基地村(Camp Town 기지촌 Kijichon)」と呼ばれた
また、ベトナム戦争時、韓国軍が韓国兵専用としてサイゴンに設立した慰安所は「
トルコ風呂(The Turkish Bath)」と呼ばれた。

慰安所の前史
国家による管理売春を公娼制度という[7][8]。公娼制は古代ギリシアやローマ帝国にも
すでに存在した。十字軍遠征では「売春婦部隊」・「従軍売春婦」が従軍した。
また朝鮮にも妓生制度があり歌舞のほか性的奉仕も担った。
妓生は国境守備将兵の慰安婦としても活用され、国境の六ヶ所の「鎮」や、
女真族の出没する白頭山付近の四ヶ所の邑に派遣され、
将兵の裁縫や酒食の相手や夜伽をし、士気を鼓舞した。

古代中国にも妓女制度などが存在し、また被征服者の女性が強制連行され
性奴隷になるケースも多く、金王朝に破れた北宋の美女は洗衣院という場所に収容された。