豪勢な暮らしぶりのために、ペーパーカンパニーが使われていたことを新たに突き止めた。
https://www.fnn.jp/posts/00406100CX
8年前、日産自動車がオランダのアムステルダムに、およそ60億円を出資して設立した子会社「ジア・キャピタル」。
関係者によると、この子会社のさらに下に設立されたのが、「ハムサ1」、「ハムサ2」という孫会社。

いずれもペーパーカンパニーとみられ、社長は、日産の外国人執行役員が務めている。
「ハムサ1」はブラジルのリオデジャネイロ、「ハムサ2」はレバノンのベイルートに、それぞれ高級住宅を購入していた。
ブラジルのリゾートビーチ、コパカバーナ。ゴーン容疑者の家は、このビーチの目の前にある。世界屈指の有名リゾート、ブラジル
のコパカバーナの高級住宅。その相場を、地元の不動産会社に聞いてみると、「(住宅の広さは?)海に面した不動産物件は、150〜
400平方メートルくらいになる。相場は、約533万ドル(約6億円)くらいだ」という。
2つの物件は、改修費用をあわせると、50億円になるとみられる。

こうした不動産の契約や資金の流れについては、ゴーン容疑者の指示のもと、側近のケリー容疑者が主導し、外国人の執行役員
と日本人の幹部社員が実務にあたっていた。

また、ゴーン容疑者の姉にも、不正な資金が流れていたとみられることがわかった。日産は2002年以降、ゴーン容疑者の姉と実体
のないアドバイザー業務契約を結び、毎年、日本円にして、およそ1,100万円前後を支払っていたことも関係者の話でわかった。