渡辺主筆は「退院の準備」 巨人オーナー、容体デマ否定
2018年11月28日16時53分
https://www.asahi.com/articles/ASLCX5FF0LCXUTQP00X.html?iref=comtop_8_02
 
 選手たちを激励する渡辺恒雄読売新聞グループ本社主筆=2018年3月26日、代表撮影

 「退院の準備に向けて、外出のトレーニングをしましょうかという話。先週の木曜日(22日)には、会社にも出てきた」。28日、東京都内のホテルでプロ野球12球団のオーナー会議が行われた後、巨人の山口寿一オーナーが、入院中の渡辺恒雄(92)・読売新聞グループ本社主筆の状態について明かした。
 「うちの新聞社にも、取材が殺到しました」
 山口オーナーが振り返るのは、16日のこと。渡辺主筆の容体に関する「デマが流れた」と言う。「亡くなったということもあり得ないし、危篤でさえない。事実とまったく違う方向の情報が流れた」
 なぜ、誤った情報が出回ったのか。山口オーナーは「宮崎の秋季キャンプで、原監督が最終日(18日)を待たずに、宮崎を離れたということではないか」と指摘。「あれは全く別の用事。監督になる以前から、決まっていた」と強調した。渡辺主筆については「しばらくは病院と会社の往復になるでしょうけど、おいおい職場に戻ってくると思います」。
 また7月から入院している元監督の長嶋茂雄さん(82)についても「回復に向かっていると聞いている。一進一退の状態ではない。胆石を取り除く間に、他のところの体調がすぐれないことがあり、入院が長引いてしまっている」と話した。