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フランスの高級ファッションブランド「シャネル(CHANEL)」は、他ブランドに先駆けて、とかげ革、わに革、蛇革などの
いわゆるエキゾチックレザーの使用を廃止する方針を明らかにした。動物愛護団体は4日、シャネルの方針を歓迎する姿勢を示した。

同社ファッション部門を率いるブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)氏は、高品質のレザーを倫理的な方法で
入手することが困難になっているとして、「今後の製品にはエキゾチック皮革を使用しない」と宣言した。

ヘビやワニ、エイの革でできたハンドバッグやコート、靴は高額で、シャネルのハンドバッグには最高9000ユーロ(約115万円)の
値が付くとされる。4日には、パイソン革のバッグが同社ウェブサイトから削除された。ただ中古品については引き続き、
各種中古品販売サイトで5500ユーロ(約70万円)以上で売買されている。

動物愛護団体は、シャネルの方針を歓迎。「動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)」や
「ヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル(HSI)」は、シャネルが毛皮の使用も中止する方針だとしている。

しかしシャネルからの発表では、コートやバッグ、靴を製造する際にワニやトカゲ、ヘビ、エイの革は今後使用しないと
されているだけで、毛皮への言及はない。