名古屋・栄にある観光名所の名古屋テレビ塔。耐震工事のため、2019年1月に一度休業します。
2020年7月にはリニューアルして、なんとホテルができるといいます。
はたして珍百景ホテルとなるのか?取材しました。

2019年1月7日から耐震工事に入る名古屋テレビ塔。
現在の展望台に上ることができるのは残り1か月ほど。
そのため、“上り納め”に、連日多くの人が訪れています。

「これが見られなくなるということで来た。ここだけが目的。50〜60年ぶりに来た」
「(妻が愛知県に)50年くらい住んでいるが、上ったことがないっていうもんで。じゃあ行くかっていうことで来ました」(客)

また、再来年の2020年にはテレビ塔の下に広がる「久屋大通公園」も一新され、スケートリンクや新たな広場が設置される予定です。
そのため、改修後のテレビ塔から見える景色は現在とは全く違う、新しいものとなりそうです。

ところで、テレビ塔が改修された後、テレビ塔内に何ができるかご存じですか?
実は、テレビ塔の4階と5階のフロアが、ホテルに生まれ変わるといいます。
このホテルについて、担当者に話を伺いました。

「名古屋を代表するロケーションなので、その中で名古屋を感じていただきたい」(名古屋テレビ塔 若山宏 常務取締役)

このホテルは、4階に13室、5階にスイートルームが1室できる予定で、名古屋の文化やデザインを活かした内装にする予定だといいます。

「観光タワーでホテルにするというのは名古屋テレビ塔が初めてです。世界的に見てもあまりないんじゃないか」(名古屋テレビ塔 若山宏 常務取締役)

実は、歴史的な建造物などをホテルにする動きは他の地域でもあるといいます。
奈良県奈良市にある、今から110年前に建てられた「旧奈良少年刑務所」。

建物は建設当時からほとんど手を加えられることなく、国の重要文化財に指定されましたが、老朽化により去年その役目を終えました。
しかし、まもなく2020年に、ホテルとして生まれ変わる予定となっているそうです。
レンガ造りの外壁や監房の扉などはそのままに、1泊1万円から宿泊可能で、天然温泉やレストランもできる予定だといいます。

また、大阪府大阪市にある、81年前に建てられた大阪の「高島屋東別館」。
来年2019年に、その昭和初期の建築様式をそのまま生かしたホテルとして生まれ変わります。

各地で進む、変わった建物への宿泊施設の誕生。
そこに続いてオリンピックの年・2020年の開業を目指すテレビ塔のホテルですが、担当者は?

「皆さんが誇りに思っていただけるようなタワーにこれから変えていかないといけないと思うので、その第一歩かなと」(名古屋テレビ塔 若山宏 常務取締役)

名古屋テレビ塔のホテル、果たして成功するのでしょうか?
今後に注目です。

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