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東京五輪の暑さ対策 自転車など競技時間変更を正式決定
2018年12月5日 19時17分東京五輪・パラ

2020年東京オリンピックの暑さ対策として、大会組織委員会とIOC=国際オリンピック委員会は、自転車の一部の種目や7人制ラグビーでスタート時刻を1時間から1時間半、変更することを正式に決めました。マラソンと競歩なども競技団体と最終調整を行っています。

東京大会の運営や準備状況を確認するIOCの調整委員会と組織委員会による会議は、都内で5日まで3日間の日程で行われました。

会議を終え、組織委員会の森会長とIOCのコーツ調整委員長らが会見し、暑さ対策として、複数の競技でスタート時刻の変更を正式に決めたことを明らかにしました。

具体的には、自転車のマウンテンバイクが午後2時から1時間後ろ倒しして午後3時から、7人制ラグビーが午前中の試合を午前10時半から1時間半前倒しして午前9時から行うこととしています。

また、注目されたマラソンや競歩などについては、国際陸上競技連盟と調整中ということで、変更する時間を明言しませんでしたが、関係者によりますと、マラソンと20キロ競歩が午前7時から1時間早めて午前6時から、50キロ競歩が午前6時から30分早めて午前5時半からスタートすることで調整していて、年内にも決定したいということです。

IOCのコーツ委員長は「可能なことは全部やって、リスクを抱えたまま競技が行われないよう努力したい。必ずよい状況で大会ができることを確信している」と話しています。