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事業者との面談記録 AIで文字化し公表 原子力規制委方針
2018年12月5日 17時59分

原子力規制委員会は、非公開で行われている電力事業者などとの面談の内容を公開する方法について、件数ややり取りが膨大になるため、正式な議事録は作らず、AI=人工知能を使って自動で文字起こしを作成し、そのまま公表することを決めました。

原子力規制委員会の事務局を務める原子力規制庁は、審査会合の準備などを行う電力事業者との面談について、規制庁の職員が事業者側に審査の方針を説明したと取られかねないやり取りがあったことを受け、透明性を高めるため、原則公開する方針を決めています。

規制委員会は、5日の会合で、面談のやり取りを公開する方法について、AIを使って自動で文字起こしを作成し、そのままホームページで公表することを決めました。

非公開の面談は年間で約4800件あり、時間にして1万時間近くと膨大になるため、職員の負担を増やさないよう、正式な議事録は作らず、AIを活用し修正などを加えずに公表するとしています。

自動文字起こしの公開は、来年4月から試験的に始まる予定ですが、AIの学習機能により、誤字なども減っていくとしています。

一方、面談の映像や音声の公開はコスト面などを理由に見送られました。