https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181206/k10011736401000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001

ノーベル賞授賞式に出席の本庶佑さん ストックホルムに到着
2018年12月6日 6時46分ノーベル賞

ことしのノーベル医学・生理学賞の受賞者に選ばれた京都大学特別教授の本庶佑さんが、日本時間の6日未明、授賞式が行われるスウェーデンのストックホルムに到着しました。

ノーベル賞の授賞式に出席する本庶さんは、日本時間の6日未明、スウェーデンの首都ストックホルムに飛行機で到着したあと、ノーベル財団が用意した専用の車で、受賞者が宿泊するホテルに到着しました。

本庶さんは、集まった大勢の報道陣らを前に長旅の疲れを見せることなく笑顔を見せ、受賞者のために敷かれたレッドカーペットの上を歩いてホテルの中へと入って行きました。

ストックホルムでは、6日からノーベル賞の受賞者を祝福する「ノーベルウィーク」と呼ばれる期間が始まります。

本庶さんは、記者会見や、「ノーベルレクチャー」と呼ばれる記念講演など、さまざまな行事に参加し、日本時間の11日未明にはストックホルム中心部にあるコンサートホールでの授賞式と市庁舎での華やかな晩さん会に臨みます。

ノーベルウィークの予定は

本庶さんは、日本時間の6日午後10時からノーベル財団主催の記者会見に出席します。そしてこの日は、歴代のノーベル賞受賞者の研究を紹介するパネルや、ゆかりの品が展示されているノーベル博物館を訪れ、館内のカフェで使われているいすの裏にサインをする恒例の行事も行うことになっています。

また、日本時間の7日午後10時から「ノーベルレクチャー」と呼ばれる記念講演に臨みます。ノーベルレクチャーは、ノーベル賞が始まった時から行われているもので、本庶さんは大勢の聴衆を前に、がん免疫療法を医療として確立するまでの研究や開発の経緯などについて講演することになっています。

さらに9日にはオーケストラが美しいクラシックの音色で受賞者の功績をたたえる「ノーベル・コンサート」が開かれます。そして、アルフレッド・ノーベルの命日にあたる現地時間の10日、日本時間の11日未明には、本庶さんはストックホルム中心部のコンサートホールでの授賞式に出席します。式典には、1600人余りが参加し、本庶さんたち受賞者はスウェーデンの王族とともにステージの最前列に並び、グスタフ国王からメダルと賞状を手渡されます。

授賞式のあとは近くの市庁舎に移動し、王室関係者などと晩さん会に出席します。会場では1300人余りがテーブルにつき、40人のシェフが作り出すコース料理がふるまわれます。晩さん会は、毎年、4時間近くにおよび、受賞者が王族らと会話を楽しむほか、各賞の受賞者の代表が、アルフレッド・ノーベルが遺言で残した賞の順番にしたがってスピーチを行います。

本庶さんは、日本時間の今月14日に帰国する予定です。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181206/K10011736401_1812060646_1812060646_01_02.jpg