鳥取県境港市にある米子空港では、蛇口をひねると、なんとカニのだし汁が出る、らしい?

蛇口からみかんジュースというのは、聞いたことがある。たしか愛媛県の松山空港で行われており、評判となっているが......。
鳥取は、カニのだし汁! 本当だろうか?

Jタウンネット編集部は、2018年12月5日、米子空港に電話取材した。

「笑いが止まらないwww」「行きたくなるなぁ」
蛇口が設置されているのは、国内線到着ロビーのコンビニ横(画像提供:米子空港ビル)
米子空港ビルの担当者が、電話で次のように答えてくれた。

「空港近くにある境漁港は、全国有数のベニズワイガニやカニの水揚げ量を誇っています。
また鳥取県も『蟹取(かにとり)県』をアピール中です。そこで国内外の観光客に向けて、特産品であるカニをアピールしようと考えました」
ところで、蛇口から出るカニのだし汁はどうなっているんですか? と聞いてみた。
まさか、境港市内に張り巡らされた水道管の中は、カニのだし汁が流れているわけではないだろう。

「実は、境港のカニ料理店にだし汁を作ってもらっているのです。カニ料理を作る際に出ただし汁に、濃厚なカニのエキスをプラスしてもらっています。
それを米子空港ビルに提供してもらい、蛇口の裏にある装置にセットするわけです。
もちろん保温したり、温めたり、温度を調節しています」と担当者は説明してくれた。

さて、そのだし汁はどのように飲むか、というと、写真上のように、備え付けの小さなプラスチックの使い捨てコップで飲んでもらうという。
1人1杯が原則で、無料サービスだ。けっして2杯も3杯も飲もうとか、持参の水筒に入れようとか、マナーに反したことはお考えにならないように......。

約6リットル(100人分を想定)が毎日用意されているが、当日の予定分がなくなれば終了となる。
なるべく多くの人に飲んでもらいたいものだ。このサービスは2019年2月末まで。

このカニのだし汁が出る蛇口は、空港1階の国内線到着ロビーの近くに設置されている。
米子空港にはソウル便と香港便の国際線も就航しており、国際線到着ロビーからも近いという。
「日本人はもちろんですが、外国からのお客様にもカニのだし汁をぜひ味わっていただきたいですね」と担当者は話してくれた。

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https://j-town.net/tokyo/column/gotochicolumn/268954.html
2018年12月 6日 06:00

https://www.youtube.com/watch?v=PvFBtMiHS8U
蛇口からカニのだし汁 鳥取の冬の味覚をPR 米子空港