https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181206/k10011737011000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_081

長期金利 一時0.04%と4か月半ぶりの低水準に
2018年12月6日 15時43分株価・為替

6日の国債の市場では、日本やアジアでの株安などを受けて比較的安全な資産とされる日本国債を買う動きが強まり、長期金利は一時0.04%と、およそ4か月半ぶりとなる低い水準となりました。

6日は国債の市場で日本国債が買われ、価格が上昇しました。国債は価格が上がると利回りが低下する関係にあり、長期金利の代表的な指標である満期までの期間が10年の国債の利回りは一時0.04%と、ことし7月20日以来およそ4か月半ぶりの水準に下がりました。

この背景には、アメリカと中国の関係悪化への懸念から、東京やアジアの株式市場で株価が値下がりしていることや、このところ、アメリカの長期金利が低下していることがあり、リスクを避けようと比較的安全な資産とされる日本の国債が買われやすいためです。

これで、日銀が金融政策を一部修正し、長期金利の一定の上昇を容認することを決めたことし7月末以前の水準に戻ったことになります。

市場関係者は、「投資家の間ではアメリカの景気が失速することへの懸念や、今後利上げを想定よりも早く打ち止めるのではないかとの見方が広がってきている」と話しています。