外来種カマキリ相次いで見つかる

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20181206/2050001554.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

中国原産の外来種のカマキリ「ムネアカハラビロカマキリ」が奈良県内で相次いで見つかり、
調査にあたった公益財団法人は、生態系を脅かすおそれがあるとして駆除を呼びかけています。

これは、奈良県で昆虫などを調査している公益財団法人「吉野川紀の川源流物語」が発表しました。
発表によりますと、ことし9月、奈良市の奈良公園で地元の昆虫専門の写真家が
中国原産の外来種「ムネアカハラビロカマキリ」を見つけました。
在来種の「ハラビロカマキリ」とよく似ていましたが、胸の部分が赤く、
体長が8センチ程度と在来種より大きいことから「ムネアカハラビロカマキリ」と特定しました。

さらに、10月にも吉野町の路上など3か所で死骸も含めて10匹が見つかりました。
また、大淀町ではホームセンターで売られていた中国製の竹ぼうきに
「ムネアカハラビロカマキリ」のものとみられる卵がついていました。

「ムネアカハラビロカマキリ」は人には危害を加えませんが、
在来種のカマキリを食べ、生態系を脅かすおそれがあります。
国内では、これまでに20の都府県で見つかっていますが、奈良県では初めてだということです。

「吉野川紀の川源流物語」の古山暁さんは、
「見つけた場合は、殺虫剤などで駆除するとともに生息状況を把握したいので連絡してほしい」
と話していました。

12/06 17:06