12/7(金) 9:04配信
福井新聞

 福井県内在住の20代女性を脅迫し、女性の自家用車内で乱暴したとして監禁、強制性交の罪に問われた越前市、元福井県立病院看護師で運搬作業員廣部琢郎被告(34)の判決公判が12月6日、福井地裁であった。渡邉史朗裁判長は「被害者が受けた苦痛は多大」として懲役4年(求刑懲役5年6月)を言い渡した。

 判決理由で渡邉裁判長は、周囲に助けを求められない状況にした上、事前に準備した仮面をつけた不気味な姿で、抵抗すれば顔を傷つけると脅迫しており「強い恐怖心を与える態様」と非難。事件前にもわいせつ行為をしようと別の女性を追跡したことがあり「性癖には根深い問題がある」と指摘した。

 判決などによると、福井県立病院救命救急センターの看護師だった7月5日、量販店で見掛けた女性を追跡。同日午前2時40分ごろ、女性が住む集合住宅の駐車場で、運転席から降りようとした女性を助手席まで押し込み、「殺さんから」などと暴行脅迫を加えた。車のクラクションが鳴ったことから車を発進させ、近くの農道に移動し、車内で乱暴するなどした。廣部被告は示談金500万円を被害者に払っている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181207-00010000-fukui-l18