石川県の金沢医科大学が去年実施した推薦入試で、募集要項に明示しないまま、北陸の3つの県の出身者と教員などの子どもが有利になるよう加点し、文部科学省から不適切だと指摘されていたことが分かりました。大学は8日、会見を開いて詳細を説明するとしています。

金沢医科大学の関係者によりますと、去年11月に実施した平成30年度の特別推薦入学試験、アドミッション・オフィス=AO入試で、募集要項に明示しないまま、石川、福井、富山の3つの県の出身者と教員などの子どもが有利になるよう数点程度の加点が行われ、その影響で不合格になった受験生がいたということです。

これについて文部科学省から不適切だと指摘を受けて、改善を求められたということです。

この試験は募集定員が27人で、卒業後、金沢医科大学病院などで5年間の臨床研修を行う意志が強固であることが要件とされ、基礎学力テストと個人での面接が行われました。

大学は8日、会見を開いて詳細を説明するとしています。

NHKニュース 2018年12月7日 15時08分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181207/k10011738421000.html